2026.06.16
【ようこのくじら通信 6月号】組織の未来を変えるには…
さて、本日も人と人との関係性とウェルビーイングについてのお話です。

梅雨の季節を迎え、職場の人間関係に少し気疲れを感じていませんか。
職場の人間関係は、単なる「雰囲気」ではありません。生産性や業績、働く人の幸福度を左右する「見えない経営資産」でもあります。
私はこれを「関係性資本」と呼んでいます。
私たちは組織を良くしようとするとき、つい売上や成果といった「結果」に目を向けがちです。
しかし、マサチューセッツ工科大学のダニエル・キムが提唱した「成功の循環モデル」では、
成果を生み出す出発点は「関係の質」にあるとされています。
反対に結果ばかりを追い求めると、対立や忖度が生まれ、思考や行動の質が低下し、成果も上がりにくくなります。
スタッフ同士の関係がぎくしゃくしている職場では、顧客に心からの安心感やホスピタリティを届けることはできません。
外部へのサービスの質は、内部の関係性の質を超えられないからです。
では、関係性資本はどのように育まれるのでしょうか。
例えば、同僚の様子を見て「少し疲れているかな」と気づき、「何か手伝おうか?」と声をかける。
そんな小さな行動から始まります。相手をよく見る「観察」、相手の立場を思いやる「想像」、そして働きかける「行動」。
この積み重ねが信頼関係を育み、やがて組織を支える「関係性資本」となります。
まずは今日、身近な仲間に温かいひと言をかけてみませんか。
その小さな一歩が、組織の未来を変える力になるかもしれません。
榊原陽子でした。

