2014.04.18
MMA 医療提供政策論3
昨日は医療政策提供論の三日目でした。
昨日は東京大学大学院医学系研究科医療経営政策学 特任教授 小池 創一先生の授業でした。
もともと厚生労働省の医系技官で、介護保険制度を作った方です。
介護保険という新しい制度を策定するにあたり、様々な利害関係があります。その中で、ベストとは言えないまでもある程度合意を得られるような制度を作る難しさを感じると共に興味深かったです。
誰が誰をどのような状態のときに支えるのか?、
現在の制約された条件で、できる限り良いものを作り上げていくにはどうしらいいか?
深く考えた結果が現在の制度なんです。
介護保険の批判をするのは簡単ですが、創り上げるのは大変な作業です。
「高齢化社会は問題だというけれど、そもそも長生きできる社会は幸せな社会。長生きはいいことだ!と思える社会にしたい」
おっしゃっていたことに、高い志を感じました。
私の父は介護保険のお世話になり、おかげさまでしっかり自宅で介護することができ、送ることができました。
小池先生をはじめ、たくさんの方の熱意のおかげで、私たちはとても幸せな日々を送ることができ、ありがたい気持ちでいっぱいになりました。
【学んだこと】
制度を作るには、この手順が必要だそうです。
実現すべきことがある→納得させるロジック→基準作り→文章化
何かを提案するときは、熱意があるのであれば、なおさら納得させるロジックと基準作りが必要なんですね。