榊原陽子ブログ

2020.10.06

ANAのホスピタリティ。

嬉しいなぁ。ANAのホスピタリティ。

お客様も素晴らしい💕

ホスピタリティには、人生をプラスに変える魔法があります。

神田 すみれさんが書いてくださった内容の要約は以下の通りです。

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内定ゼロの私を変えた手紙 ありがとう、客室乗務員さん
就職活動の最終面接に向かうために乗った全日空機。中部国際空港に到着して機内から降りようとすると、客室乗務員(CA)から手紙を渡された。あれからまもなく10年。内定を得て今は名古屋市で暮らす女性が、ツイッターで手紙を公開した。
10年前の11月25日
名古屋市在住の会社員・高橋実希さん(32)。10年前の2010年11月25日、福岡空港から中部国際空港へ向かう飛行機に乗っていた。
福岡県内の大学に通う4年生で、就活は2008年のリーマン・ショックの影響でうまくいっていなかった。内定ゼロ、不採用は70社ほどだった。
留学経験もあり、海外とつながりのある会社の営業職を中心に受けていたが、7月に母校の高校で教育実習を行ったのをきっかけに、志望先を教育関係にも広げ始めたころだった。
その日は、愛知県で学習塾を展開する会社の最終面接のために搭乗。食費を節約するために自宅でホットケーキを焼いて、切り分けて弁当箱に入れて持ち込んだ。
機内で昼食として食べ終わったタイミングで、CAの女性が「容器を洗いましょうか」と声をかけてきた。
「えっ、そんなことまでしてくれるの?」と驚きながらも、「お願いします」と手渡すと、しばらくして、きれいになった弁当箱が返ってきた。
すべて手書きで
中部国際空港に到着して、飛行機から降りようとした時、弁当箱を洗ってくれた女性がキャンディーと一緒に手紙をくれた。
すべて手書きで「乗務クルー 一同より」として、こんな文章が書かれていた。

本日はご搭乗頂きましてありがとうございました。
お客様の第一印象は「ホットケーキのように優しくて温かいお人柄」でした。
面接などでは緊張されることと存じますが、お客様のお人柄と笑顔を武器にがんばって下さい。
お客様にとって最高の仕事に出会われますことをお祈り申し上げます。
(乱筆失礼しました。)
初めて会った人からの応援
CAとの会話の中で、就活のことはまったく触れていない。リクルートスーツを着ていたから、そう判断したのだろう。
これまで、家族や友人から「就活、絶対大丈夫だから」と励まされたことはあったが、初めて会った人に応援された経験はなかった。驚きつつも、勇気をもらえた気がして素直にうれしかった。
「もともと最終面接だったので、飾らずありのままで行こうと思っていましたが、この手紙を読んで『失敗してもここで終わりじゃない。また頑張ればいい』と、気持ちが軽くなりました」
到着後、名古屋市の熱田神宮にお参りしてから臨んだ面接。見事、初めての内定が出た。
行動しないと伝わらない
その会社に入り、4年間勤めて転職したが、縁もゆかりもなかった愛知に今も住み続けている。
手紙をツイッターで公開したのは、新型コロナウイルスの影響で沈んだ気持ちになりがちな今だからこそ、このエピソードを知ってもらいたいと思ったからだ。
「ホットケーキのように優しくて温かいお人柄」という言葉に、「機内で笑っていた記憶はないんですけどね……。無意識で出ていたんでしょうか」と照れる高橋さん。
出会いを大切にし、気持ちを行動で表すことを教えてもらった出来事だと振り返る。
このツイートが当時のCAに届くとしたら、どんなメッセージを送るか? そんな問いかけには、こう答えた。
「今の私をつくってくれた出来事で、私は今も愛知にいます。行動しないと伝わらないんだと知って、一期一会を大切にしながら日々過ごしています。本当にありがとうございました」(若松真平)
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【朝日新聞デジタル】内定ゼロの私を変えた手紙 ありがとう、客室乗務員さん

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