2022.02.18
女性社員を戦力にしよう
女性社員の戦力化を図る企業にとって、どうすれば女性社員が能力をフルに発揮し活躍できるようになるのか、そのための道筋を明確にすることが必要になります。そこで、女性社員を戦力とする企業の取り組み「ポジティブ・アクション」について知っておきましょう。
ポジティブ・アクションとは何か
ポジティブ・アクションとは、雇用の場において男女格差をなくすために、個々の企業が進める取り組みのことを言います。男女平等が叫ばれている近年でも、多くの企業では未だ管理職は男性が大半を占めていたり、営業職に女性を配置することは少ないのが現状です。また、男女労働者の間に歳の差が生じていることも珍しくありません。このような差を解消して女性の能力発揮を図るために、ポジティブ・アクションは必要とされているのです。
ポジティブ・アクションの流れ
どのようにポジティブ・アクションを行うのかは企業の実態により様々ですが、一般的には次の4ステップで進めていくことが効果的と言われています。
1.現状を分析し問題点を発見する
アンケートや個別ヒアリング、グループディスカッションなどを通して、女性社員がどのように活躍しているかを客観的に把握します。雇用管理状況のバランスが取れていなければその原因を分析して、問題点を発見することがポジティブ・アクションの第一歩です。
2.具体的な取り組み計画を策定する
発見した問題点を解決するために、企業の実態に応じた具体的な目標を設定します。そして目標を達成するための取り組み策を検討した上で、取り組み計画を策定します。
3.取り組み計画を実施する
計画を実施する過程で問題点に直面することもあるでしょう。その場合は、なぜ問題が起こるのかを検討し改善策を練ります。進捗状況に合わせて柔軟に対応しましょう。
4.具体的取り組みの成果の点検・見直し
取り組みの成果は一定期間ごとに点検し、評価を行います。成果は社内に公表すると効果的です。納得のいく成果が上がらない場合はその原因を究明し、必要であれば計画の見直しを行います。
ポジティブ・アクションを行うことの利点
ポジティブ・アクションの取り組みにより、これまで目立たなかった業務手順や社内制度の問題点がはっきりしてくるため、企業にも様々なメリットが生じます。
例えば、業務改革が進展することで女性労働者のモチベーションが向上すると、社内の活性化や生産性の向上にも繋がりますし、これまでとは違った目線や柔軟な発想も生まれやすくなり、新しいサービスや商品の誕生など、直接的な効果に繋がると期待されています。女性社員の定着化が実現すると、企業イメージの向上も目指せるでしょう。
名古屋にありますマザーリーフでは、「男性にとって高いパフォーマンスが発揮できる職場」は「女性も高いパフォーマンスを発揮できる職場である」という信念を元に、男女の能力を最大限に発揮できる組織作りをサポートいたします。
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